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非常に多くの募集がある警備員の仕事。正社員からアルバイト、あるいは高年齢層まで、さまざまな人材が求められています。そんな警備員の仕事に、果たして将来性はあるのでしょうか?
本記事では、警備員の現状から見える需要、将来性などを紹介します。
警備業界では、常に人手不足が続いています。有効求人倍率は年々右肩上がりになっており(※)、「売り手市場である」という意見も聞かれるほどです。
交通誘導や工事現場、大型駐車場や商業施設、遊園地、大型のオフィスビル、空港、人が多く集まるイベントや観光地など、危険なところや人が集まるところには必ずといってよいほど警備員を見かけます。
その上、防犯意識の高まりにより、最近では中小企業や個人宅でもホームセキュリティを導入する例が増えており、警備員のニーズは高まっています。
こうした状況を考えますと、警備員の求人が今後、大幅に減ったりなくなったりすることは考えにくいです。
いずれITやAIが警備員に取って代わるだろう、と言われて久しいものの、監視や屋外の巡回警備などはともかく、工事現場や交通整理など、現場の変化に柔軟な対応が求められるような現場では、まだまだマンパワーが必要とされており、慢性的な人手不足は続くでしょう。
最近では、女性警備員の需要も増えています。例えば、女性客がメインターゲットのショップや、女性へのボディチェック・荷物検査を行う際には、当然、女性警備員の方が好まれるでしょう。
また、女性特有の物腰の柔らかさから、女性の警備員を指名して配置する企業なども多く、女性が警備員として働きやすい仕組みなども浸透してきているようです。
警備員には高齢者のアルバイトが多く、体力的にも厳しいため、「長く続かない」「将来性がない」というイメージもあるかもしれません。
ですが、正社員として採用されれば、専門資格を取得してより高度な業務を目指したり、難関な国家資格を取得し、管理職などへのステップアップを目指すことも可能です。
また、将来的にはITやAIシステムが導入されると言われるため、システムを管理したり、技術トラブルに対応できるIT・AI能力を身につけておけば、新しい技術が発展した世の中でも、警備員として必要とされる人材になれるでしょう。
警警備員の仕事は、安全・防犯意識の高まりにより、年々増加傾向にあります。そのため、警備員の仕事もなくなる心配は少なく、求人はこれからも増え続けるでしょう。
特に、女性警備員や、IT・AI・特定警備など専門知識や資格を持った人材は重視されていくはずです。
中には、人材確保のために働きやすさや収入、福利厚生を充実させている会社もあるので、ぜひチェックして下さい。