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このページでは、測量士・測量士補の資格の内容や取得方法、難易度について解説していきます。
測量士や測量士補は、それぞれ測量士・測量士補となるために必要な専門的知識や能力、技術を持っていることを認める資格です。どちらも国家資格であり、測量士は建設工事に必要となる測量を行う仕事を、そして測量士補は測量士の指示に従って業務を遂行。どんな建設工事を行う際にも、営業所ごとに1名以上の測量士もしくは測量士補の配置が義務付けられています。
測量士や測量士補の資格は、国土交通省国土地理院が管轄している国家資格です。測量士は測量士補の上位資格にあたり、測量士が行える業務には制限がありません。測量士補の場合は「測量計画」の作成しかできないという特徴を持ちます。
測量士の資格を取得するには、測量士・測量士補の国家試験に合格する方法と、大学・養成施設などで専門科目を修めて実務経験を積む方法の2種類があります。
資格試験を受験する際の資格は特になく、年齢・性別・学歴・経験を問わず受験できます。試験が行われるのは特定の都道府県になるため、受験のために県外へ出る場合もあるようです。
大学や専門学校などに通う場合は合格を目指さなくても資格を取得できるのが強みですが、さらに以下の方法に選択肢が分けられます。
自分の年齢や経験に適した資格の取得方法を選ぶ必要があります。
測量士の合格率は2016年~2020年で平均して10%前後となっており、難易度は高めです。
一方測量士補の資格は2016年~2020年で平均しても36%を上回るほどであり、測量士と比較すると合格率は高めです。
共通してどちらの資格も、決して簡単といえる難易度ではないようです。
測量士試験の受験料は4,250円、測量士補の受験料は2,850円となります。
測量士・測量士補の資格を取得するには、実務経験や専門の知識・技術が必要です。資格の取得に必要なサポートをしてくれる建設会社も少なくはありません。測量士や測量士補の資格取得を考えているなら、資格取得サポート体制が整った会社を探してみるのもおすすめです。