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寮付きのお仕事はたくさんありますが、寮にはいくつか種類があります。どんな寮が自分に適しているか、寮の特徴を見ていきましょう。
自社寮は、会社が保有している物件が寮として使われているケースです。大手人材派遣会社や、地域密着型の派遣会社などが保有していることが多く、家電や家具があらかじめ設置されていることがほとんどです。会社が寮を保有しているということで、寮から勤務地までの距離が近く、通勤時に時間や手間がないのが特徴です。自社寮には「寮費無料」「寮費補助あり」などとしている求人も多いため、生活費をかなり浮かせることもできるでしょう。
賃貸のマンションやアパートを、企業が借りて社宅として提供しているのが借り上げ社宅です。一般的なワンルームマンションが借りられていることが多いため、完全個室で生活できるのがメリット。マンションやアパートには職場の人以外も住んでいることが多く、職場と寮でプライベートが切り替えやすいのも特徴です。一般的な物件のため、一人暮らしをしながら働きたい人などに向いています。ただし他の寮に比べると、寮費がかかる可能性がある点も覚えておきましょう。
工場を保有しているメーカー企業が独自に保有しているタイプの寮が、メーカー寮と呼ばれています。派遣会社などを通すことなく、メーカー直接雇用での就業の場合にはメーカー寮が多く提供されています。従業員のためにメーカーが保有している建物ですから、寮費がほとんどかからず無料になっているケースも多いのが特徴。備品も完備されており、領内には格安の食堂があって食費や水道光熱費まで負担されるケースも多く、生活費をかなり節約できます。
住み込み寮には、その他以下のような種類もあります。
カップル寮とは文字通り、カップルで入寮して生活できる少し広めの寮のことです。間取りは2LDKや2DKなど、2人で住むのにちょうど良い広さとされています。寮費は無料ではなく、2~5万円程度を負担する必要があるケースがほとんど。ただしアパートやマンションのような構造になっており、プライベートが確保しやすいのが強み。
家族2~4人程度で住めるような、広めの部屋を寮として提供しているのが家族寮です。3人までは2LDKや2DKなどの部屋が提供され、4人以上になると社宅を勧められることがほとんど。社宅の場合は会社から家賃補助を受けられることもあり、通常の賃貸物件よりも生活費を浮かせられます。通常のマンションの一室を借りているような状況になるため、プライバシーは確保しやすいでしょう。