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車両系建設機械運転技能者とは、整地・運搬・積込み用や掘削用に使用される車両系建設機械の運転作業に必要な資格です。資格の内容やできること、取得方法についてまとめました。
「車両系建設機械運転技術者」とは、労働安全衛生法による定めで就業制限が課せられている一定の車両の運転・操作を行うことを認める国家資格です。資格取得自体はそこまで難易度が高くありません。取得するためには、建設機械の運転を安全に行うための講習を受ける必要があります。
この資格があれば、機体質量が3t以上の機械を運転できるようになります。具体的に運転・操作が許されるのは、以下のような建設機械が例として挙げられます。
なお建設機械についている機械表示で、機体質量が3t未満の機会の操作については「小型車両系建設機械の運転の業務に係る特別教育」を修了していればOKです。
車両系建設機械運転技能者の資格を取得するには、最長で38時間の講習があります。指定された日程で連続5日間の受講が必須条件です。受講日程には土日を含める場合もあるなど、スケジュール調整が必要です。
大型特殊免許を取得している場合は、25時間(4日間)や14時間(2日間)での取得も可能。時短できる資格があればその分受講料も安くなるようです。
車両系建設機械運転技能者の資格を取得する方法は、基本的に決められた時間分の講習を受けるだけです。指定教習機関で学科・実技の講習を受け、合格すれば取得可能で難易度は低めです。
受講料は所有資格や実務経験によって異なります。解体用の車両の受講料であれば21,000円~27,000円程度ですが、整地・運搬・積込み・掘削用となると38,900円~99,000円程度がかかります。
事前に持っている資格があればあるほど、受講料も安く済みます。
建設会社によっては、作業に必要な資格の取得をサポートしている会社も。社内教育の一環で技能・技術講習を行っている会社もあります。車両系建設機械運転技能者などの資格取得を目指している人は、資格取得のサポートを行っている会社をチェックしてみてください。